小売業とは; 若者よ、小売業をめざせ!(1)

小売業

私は大手小売業イオンで35年間勤務した。

どちらかというと失敗と挫折の多いサラリーマン人生ではあったが

様々人と出会い、日本や東南アジアのお店や経済団体など

様々な場所や立場で働く機会を与えていただいた同社に心より感謝している。

何よりも、私と愛するミャンマーを引き合わせてくれたのも同社だ。

私は自分の人生の母艦としてこのブログを立ち上げた。

これまで歩んできた道を総括し、

これから残された人生の行程で”私の後ろにできる道”を記していきたい。

ここからしばらくシリーズで“これまで歩んできた道”を総括したい。

小売業の道程で”学んだ”ことや“気づいたこと”を総括できればと考える。

また、これから小売業を目指す若い世代の人たちの参考になれば、望外の喜びである。

第1回は

小売業とは; 若者よ、小売業を目指せ!(1)

と題し

小売業で働く上での”喜び”に焦点を当てる。

これから小売業を目指す方々の参考になればと思う。

自己紹介

大手小売業イオンに入社後、店舗営業、本社スタッフを経験。

その後、駐在員として香港、マレーシア、ベトナム、ミャンマーにトータルで12年滞在。

各国で商品部や新規合弁事業の管理担当を歴任。

現在は独立、ミャンマーの最大都市ヤンゴンに居を構え、新規事業の準備中。

小売業で働く喜び

お客さまの笑顔と有難う

私が3年次の時に、

新店の靴売り場の担当になった。

当時はイオンで一番大きなお店で、靴売り場も広く、品ぞろえもたくさんあって

接客するのに苦労したのを記憶している。

中でもお客さまのサイズに合った靴を選び出すのに本当に苦労した。

足の幅の広い方や甲が高い方など様々お客さまがおられる。

また朝と夕方では、後者のほうが0.5cmぐらい足は腫れている。

それを克服するために

靴の雑誌を買ったり、有名な靴屋さんのシューフィッターの手ほどきを受けたり色々試行錯誤した。

そんなある日、依然サイズが合わないと苦情を頂いていたお客さまから

「あんたから買った2足目の靴本当に足が楽で疲れない。

今度、地方に転勤になったから、2足買って持っていくわ」と言って

確か9,800円する靴を2足まとめて買っていてくれた。

念のため、お客さまに足を通してもらい

親指の付け根の当たり具合、かかとの余裕、甲の当たり具合などを手で触って確かめた。

もう30年以上前の話だが、今でも、「ありがとう。頑張れよ」と言ってくれたお客さまの笑顔を忘れることはできない。

日本の各地、世界の各地に自分の故郷(土地と友達)ができる

今回、イオンを辞めて、新しくパートナーと事業を始める準備のため日本に一時帰国した。

その時、たまたまだが

イオンで勤めていた店のある大阪、四日市、名古屋、千葉を出張で回る機会を得た。

それぞれの場所で1日休みを取り

家族と過ごした懐かしい社宅周りや勤めていたお店を巡った。

どの土地も仕事と家族との時間が詰まっており、懐かしい場所だ。

馴染の飲食店があったり、友達がいる。

当時働いていたお店もそこにあり、パートさんたちも(イオンではコミュニティ社員)そこにいる。

約2週間での出張で、竹内まりやの歌「人生の扉」ではないが

人生のおさらいを沢山の友人達とすることができた。

何も60歳で人生の思い出に感傷的に浸っているのではない。

日々、お客さまと接し懸命に働いたお店の地域は、自分の第2の故郷だということ。

その故郷は、昔の同級生との同窓会ではないが、いつも優しく自分を迎えてくれる。

それも小売業で働いている喜びではなかろうか。

毎日、お店に来てくれるお客さまとともに生きる

私が働いていたイオンはリアル店舗の売上が大半を占めている。

※このコロナ禍で状況は激変するかもしれないが。

全世界のショピングモールや店舗には何日、何百万人というお客さまにご来店していただいている。

そのお客さまと直接対話し、より良い品をよりお値打ちにご購入していただくことを生業としていた。

その数えきれないお客さまとの毎日の接点が小売業の強みだ。

お客さまの声から

新たなコーディネート提案や商品開発に取り組んだり

店舗の運営方法や施設を改善する。

逆に、“イオン幸せの黄色いレシートキャンペーン”などで

そのお店の周りにあるNPO団体の情報をお客さまに知ってもらい

その団体のサポートが増えるお手伝いなどもさせてもらっている。

イオン幸せの黄色いレシート | イオン
毎月11日のイオン・デーは、幸せの黄色いレシートの日。あなたが応援したい団体を選んでレシートを専用BOXに投函していただくと、お買上げレシートの合計金額1%と同額の品物をその団体に寄贈します。

換言すれば

イオンのショピングモールやお店がその地域のコミュニティの中心として

お客さま同士をつなぐ機能を果たしている。

そして、そのコミュニティで育ったお客さまが

家族の団らん(クリスマスやお正月、夏休みなど)そして学生時代などを思い出す時

そのシーンの傍らにいつもイオンのお店がある。

それこそが小売業で働いている者の喜びではなかろうか。

小売業を目指す方に以下の3冊を推薦する

*****

■私のウォルマート商法 すべて小さく考えよ (講談社+α文庫)

サム・ウォルトン  (著), 渥美 俊一 (監修), 桜井 多恵子 (監修)

出版社 : 講談社 発売日 : 2002/11/20

*****

■安売り王一代 私の「ドン・キホーテ」人生 (文春新書) Kindle版

安田隆夫 (著)   出版社 : 文藝春秋  発売日 : 2015/11/20

*****

■アジアで働くことになった君へ 世界で通じるマネジメント力を身に付ける本

田中秋人 (著) 出版社 : ギャンビット (2015/7/30) 発売日 : 2015/7/30

*****

本日も最後までお読みいただきまして有難うございました。

MASA

コメント

タイトルとURLをコピーしました