こんにちはMASAです。
私が大学生時代を過ごしたのは1980年代前半。
入学した年はイギリスのチャールズ皇太子とダイアナ妃が結婚、米国レーガン大統領就任した年。
ロサンゼルスオリンピック開催され、日本人の平均寿命が男女とも世界一になった年に4年生。
ちなみに、マイクロソフトの「Windows」が初めて発売されたのは、1985年の社会人1年目だった。
そんな時代、私は何軒かのアルバイトを掛け持ちしており
楽しみと言えば、アルバイトを終え、友達と喫茶店で長時間、意味のない会話をしている“リラックス”タイム。

いつも大阪の梅田の繁華街を見下ろす喫茶店の窓から見える風景をぼんやり眺めていた。
当時は今のようにスマホがない時代で、ファションのけん引役は「ノンノ」や「オリーブ」といった雑誌であった。
その影響か、今に比べると没個性的で、みんなが同じトレンドのファション軸の上に乗っかっていたように思う。
「ニュートラ」「オリーブ少女」「カラス族」「ボディコン」など窓から見えるファションは強力にその季節のトレンドを映し出していた。
暖色系のアイビールックから、黒のカラスルックへの極端な移り変わりを見て、よくもこれだけコロッと変わるものだと思った。
我々がアパレルメーカーや広告代理店に踊らされていたかどうかは別として
私は、その窓から見える景色の変化に興味を持ってしまい
近所のショッピングセンターなどを巡り、セントラルコートの吹き抜けの2階の手すりに陣取り、店頭に来るお客さまの観察をするのが日課になってしました。
そのファションや家族構成、カップルなどを見ながら
「今日はロングブーツの女性が多いなぁ」
「白や黄色、緑の厚手のカーディガンを肩から羽織っているカップルが多いなぁ」
「えらくボストンバックを抱えたOLが多いなぁ」
など観察しながら心の中でブツブツつぶやいていた。
これが、私の店頭ウォッチングの始まりであった。
前置きが長くなってしまったが
今回は
店頭ウォッチング(≒街頭ウォッチング)の面白さについて
私の体験に基づいて書いてみたいと思う。
大手小売業イオンに入社後、店舗営業、本社スタッフを経験。
その後、駐在員として香港、マレーシア、ベトナム、ミャンマーにトータルで12年滞在。
各国で商品部や新規合弁事業の管理担当を歴任。
現在は独立、ミャンマーの最大都市ヤンゴンに居を構え、新規事業の準備中。
店頭は時期や時間帯で変わる

新社会人のころ、ショッピングセンターの店頭や繁華街の街頭を同じ曜日、同じ時間に定点観測していると多くの気づきがある。
毎月25日給料日前では、食品売り場が出てくる人の買い物袋は小さくなり、
逆に給料日直後だと大きな袋に、缶ビールのケースや大型の焼酎のパックを持った人が増える。
なぜか、おむつや粉ミルクを抱えたヤングママも給料日明けには多かった。
当時は今と違って、クレジットカードでの買い物も多くなかったので、本当に時間軸的傾向がハッキリ出ていた。
また、当時から時間帯別のマーチャンダイジングをしている駅前ショップもあり
例えば、近くの個人の雑貨屋さんでは店頭のワゴン特売商品が1日3回変わることに気づいた。
午前(対主婦?) → コースターや台所雑貨の処分品
午後~夕方(対学生?) → におい付文具やリップなど低単価の化粧品
夕方~夜 (対OL?) → 部屋の装飾品や小物入れ(弁当箱用など)バック
このお店の店頭ワゴンは、季節や時間帯で刻一刻と変わっていき、感心したのを覚えている。
街頭ウォッチングから気づき

新入社員時代(1980年代後半)に店頭ウォチングで気づいたこと
※当時、私は靴・鞄・服飾売場を担当していた
■パンプスやカッターシューズを履き、足を痛そうに引きづっているOLが多かった。
→履きやすい靴が売れるであろう。オシャレな運動靴で通勤する人も出てくるだろう。
■出張で重そうなボストンを持つOLが多い。
→キャリケースの価格が下げれば必ずヒットするだろう。当時は小型のキャリーケースでも7,800~9,800円ぐらいした。
■ヘアーアクセサリーがおしゃれでカラフルなものが出てきていた。
→ヘアーアクセサリーのチェーン店が出てくるだろう。
■OLの通勤用の機能バッグがなかった。
→OLの通勤用鞄も品ぞろえが増えるだろう。
■OLでお弁当や小物を紙袋に入れている人が多かった。
→小型のかわいい収納カバンの品ぞろえが増えるであろう。
■雨の日の傘が邪魔そう。
→3段折などの軽量の傘が出てくるだろう。
などなど
嘘偽りなく、今では常識となっている品ぞろえを何とくなくではあるが予想していた。
また、店頭ウォッチングから話はそれるが
1992年に私が香港に駐在したときに
私の使用に耐えうるキャリーケースが約2000円で買え
チェーンのメガネ屋で納得のいく眼鏡を新調しても8000円ぐらいで済み
シティサイクルも7000円ぐらいで買えた。
ちなみに当時の日本の価格は
キャリーケース 7800~9800円
メガネの新調 3万円ぐらい
シティサイクル 2~3万円
その後の日本での変化は皆さんもご存じの通りである。
小売業では周りのあらゆる事象が仕事と関連してくる

若いころ、休みの日に商店街やショッピングセンターなどに行くと、何も買うことなく様々な店を一日中歩てき回っていた。
まだ、部下も少なく、悩みごともなかったせいかもしれないが、本当に楽しい時間であった。
小売業は日々の生活のすべてが仕事と関連してくる魅力的な生業である。
また、日々の生活をサポートする大切な生業でもある。
それをしんどいと見るか、楽しいと見るかにかかっている。
私は、商品と人が大好きな多くの方々が、小売業の世界に飛び込んできてくれることを願ってやまない。
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本日も最後までお読みいただきまして有難うございました。
MASA


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