ミャンマーのクーデターその後‐現地状況とミャンマー国民の思い‐
こんにちはMASAです。
今回は
クーデターから一夜あけたヤンゴンの状況と
ミャンマー人々がどんな思いでいるのか
をレポートしていきたい。
クーデターから1日たったミャンマーの状況

ミャンマー在住の知人経営者からの投稿だ。
日本のニュースでは知ることのできない的確で深い分析である。
*****
軍事クーデター勃発から一夜明けたヤンゴンは、穏やかな朝を迎えている。
昨日は、政権与党である国民民主連盟(NLD)幹部の拘束から始まり、金融機関(銀行・証券取引所等)の休店、テレビ・電話・インターネット回線の遮断、空港の閉鎖、局所的デモの発生、国軍からの声明等、激動の1日であった。
ミャンマーはこの一日で不可逆的な変化が生じ、今後の先行きに対する不安も極限まで高まっている状況ではあるが、一方、新たに明らかになってきた事実も多い。先行きに悲観するだけでなく、現地の状況を冷静に見つめ、今後の見通しに関する私見も含めて解説していきたい。
*****
以下については、ネット投稿記事を参照してほしい。
- 再選挙の方向へ
- 今回のクーデターの憲法上の位置付け
- NLDの反応
- 暫定政権の樹立と再選挙の行方
- 現地の状況
と本当に的確かつ深い分析をされている。
※「今回のクーデターの憲法上の位置付け」の部分は必見。
さすがというほかはない。
若い女性からの意見(インスタに投稿)

※若い世代の中心的な考えを代表していると思う。
※情報統制の今後の動きが読めないので、ご本人に迷惑をかけないよう匿名で記す。
*****
we do not accept the newly appointed cabinet ministers appointed by the Commander-in-Chief Min Aung Hlaing. The current President of our country is U Win Myint. Declaring a state of emergency and handing over power without the order of President Win Myint is completely illegal. I do not accept the re-appointment of the government at all. I totally disagree. As results of the 2020 general election, we will hold the third session of parliament and accept the appointment of a new government. We strongly condemn Myanmar military coup over people elected government.
(訳;MASA)
ミン・アウン・ライン最高司令官によって任命された閣僚は受け入れません。 私たちの国の現在の大統領はウィンミン氏です。 ウィンミン大統領の命令なしに非常事態を宣言し、権力を譲渡することは完全に違法です。 私は政府の再任を受け入れません。 私は同意しません。 2020年の総選挙の結果として、第3回議会を開催し、新政府の任命を受け入れます。 私たちは、民意で選出された政治家の人々に対する軍事クーデターを強く非難します。
*****
ミャンマーのNPO団体幹部からの心の叫び(フェイスブックに掲載)

※情報統制の今後の動きが読めないので、ご本人に迷惑をかけないよう匿名で記す。
*****
クーデターが起こして2日目の感想
街中は平穏で何にも無かったように思える。
軍政下で緊張気味、動きもない、不気味な環境、私さえ信じ難い感覚、日本人の皆様に説明できない心の闇、明日は暗いという感覚。
ミャンマーの国民全体が私のような悲しい思いで2日目をむかえているだろう。
電話がつながり、連絡を取り合っても、噛みしめるほど落ち込んだ内容ばかり。
これからミャンマーはどこに向かっているだろうか!!!???
(前半部割愛)
本気で政治を学ぶ気があるな、海外で政治学を学ぶようすすめられ、25歳で日本に留学。
それから何処に向かっているか自分自身迷いがあり、今に至っている
帰国して16年目、過ぎた年月が重なっている。
民主化運動に自分なりに活動、貢献してきて、やっとの思いで10年前に民主化政権誕生した。
その喜びを感じたばかりだ。
今の自分は、現代の日本人が日常的体験している光景、感覚、社会環境とは違い、もしかしたら明治維新の時代の日本人の感覚と似ているのではないかと勝手に考えている。
夜明けを夢見ている坂本龍馬のような理想の社会を想像している自分が馬鹿なのか。
現実は違っても、夢だから続けてみよう、叶うかどうかはとにかく、自分ができる範囲の社会貢献のために行動する決意だ。
ミャンマーの皆さんも、具題的な策はなくとも、心をひとつにして反対運動するであろう。
1962年(正確には1958年、クーデターとみなされない政権譲渡)は行政機能の低下と多種民族武装集団の反発があり、統一への期待感があるものであった。
反対する国民もいたが、世界情勢に従うもであった。
多民族的連邦国家としてある程度統制はされたが、問題はビルマ式の社会主義経済政策の失敗。
2度目は社会主義の失敗で経済が波弊して最貧国ま疲弊した中で、1988年の全国的な学生運動が勃発し、無政府状態の内戦へと展開したもの。
その状況下でクーデターはおきた。
今回のクーデターは全く違う。
要請も、情勢も、混乱もなければ、国民全体から支持され、期待感も大きい中、国民が誇りをもてる民主主義国家政権誕生の手前まで来ている中で起こったものだ。
それを国民全体も痛感していて、スーチー国家顧問からの呼びかけに対して、クーデターの正当性を主張するための暴動の罠にハメられないように、静かな国軍政権に対する反対運動を実行しようとしている。
それが今の平穏かつ不気味な雰囲気へとつながっている。
静かなようではあるが、国民全体の心の底からの叫び声が聴こえているだろうか?
*****
ミャンマーの人々は過去の経験から学んでいる
ミャンマーの人々は過去の経験から学んでいる。
平静をよそおいながらも、静かな力強い抗議活動を開始している。
愛するミャンマーとミャンマーの友人が一人たりとも傷つかないよう、早期にバランスの取れた、ミャンマーの経済発展を止めない着地になることを祈るばかりである。
***
【参考図書】
ウンサンスーチー政権下のミャンマー経済
工藤 年博 (著), 大木 博巳 (著), 国際貿易投資研究所 (著)
出版社 : 文眞堂 発売日 : 2020/2/10
***
本日も最後までお読みいただきまして有難うございました。
MASA


コメント