東南アジア移住 基礎知識編 ~その6~ 英語(コミュニケーション)

東南アジア移住

ここでは

ミャンマーを始めとする東南アジアで仕事をする場合、英語は必要か?

東南アジアでのコミュニケーション手段は?

などの疑問に答えていければと思う。

自己紹介

イオンに入社後、店舗営業、本社スタッフを経験。

その後、駐在員として香港、マレーシア、ベトナム、ミャンマーにトータルで12年滞在。

各国で商品部や新規合弁事業の管理担当を歴任。

現在は独立、ミャンマーの最大都市ヤンゴンに居を構え、新規事業の準備中。

ミャンマーなど東南アジアで仕事をする場合、英語は必要か?

私(日本人側)の英語力を考えないで、英語を母国語とする人の英語力を100としたとき、駐在経験のあるミャンマー、香港、マレーシア、ベトナムの現地ビジネスパーソンの英語力の平均値は

香港     90%以上

マレーシア  80%以上

ミャンマー  40%ぐらい

ベトナム   30%ぐらい

※ちなみに日本人は20%ぐらい。

と言ったところだろうか。

例えば、上記基準で私の英語力が60%であった場合

コミュニケーションの伝達度は恐ろしいことに

香港90% ×  私60% → 54%

マレーシア80% × 私60% → 48%

ミャンマー40% × 私60% → 24%

ベトナム30% × 私60% → 18%

となってしまう。

事業がスタートして間もないころなら、企業文化としての言葉・概念も共有化されていないので、良くてすれ違い、最悪の場合、誤解から摩擦を起こしかねない状態だ。

これは英語が必要ない、ということが言いたいのではない。

英語より先にコミュニケーションの本質を考えなくてはならないということだ。

すなわち、対策として

  1. ミャンマー語など現地の言葉を母国語とし、日本語を90%以上の精度で理解する社員を通訳として雇用する。
  2. 自分たちの会社の行動規範やビジョン・ミッションを共有化するために通訳を通して教育する。
  3. 通訳を通して組織のトップやキーマンの考え方を徹底的に伝えてもらう。
  4. 現地の日本人も自らの英語力、ミャンマー語など現地語の能力を向上させるため、日々研鑽を重ねる。※この時点で、社内の統一用語集を作成することが好ましい。
  5. 最大のポイントは、その企業の哲学を熱く語れる語部(カタリベ)としての現地社員の数を増やしていくことだ。

会議体の共通言語は英語で良いだろうが、ポイントでは現地語での通訳を入れる。

これが東南アジアにおける正しい社内コミュニケーションのあり方であると思料する。

加えて、トップの店舗や営業所巡回にはかならず通訳を同行させる。

スーパーバイザー(SV)的な立場の社員の巡回であれば、英語、現地を駆使しコミュニケーションをはかり、巡回後は必ず紙に記録を残すことだ。

SV自からが現場で改善を図った個所は、(改善前)→(改善後)の状態を映像で記録に残すことをおすすめしたい。

前置きが長くなったが

コミュニケーションの補助として英語は必要で、日本人側も日々英語力の向上を図らなくてはならない。

そして、お互いの理解度を上げるためには、映像や現地語などを並行して活用しなければならない。

加えて、組織のスタート時は企業文化やトップの考え方を浸透させることが最優先であることから、日本語に長けた優秀な現地社員を確保することがポイントとなる。

東南アジアでのコミュニケーション手段は?

本社の共通言語は「英語」 で良いとは思う。

  1. 会議体では「英語」を基本として、ポイントには通訳を入れる。
  2. それと並行して、企業の行動規範やビジョン・ミッションの教育機会を増やす。※現地語と英語併記で会社の「統一用語集」を作成することが望ましい。
  3. 現場では「現地語」をメイン、常に通訳を入れることは困難であろうから英語を補助的に使う。
  4. 従って、日本人は現地に赴任したら、現地の言葉を習うべきである。※完璧でなくとも50%以上の理解を目指せばよい。

英語の場合、 40%(相手)× 60%(私)=24%の理解であるところ

現地語であれば、100%(相手)×50%(私)=50%の理解まで上がる。

コミュニケーションの目的は相互理解であり

仕事の目的、やり方、結果、改善の共有である以上、「英語ができる、できない」にこだわるのは本末転倒である。

しかしながら、たとえ補助的ツールであっても

東南アジアでの仕事や生活を目指すなら、日本にいる時から隙間時間を使い、英語力の向上を図るべきである。

それが、現地の人との相互理解につながる。

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本日も最後までお読みいただきまして有難うございました。

NASA

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