
ネットでは、老後の生活やノマドワークにあこがれる若者に、比較的治安も良く、生活費も低く抑えることのできるマレーシアやタイ、ベトナム、ヤンゴンなどの東南アジアでの生活を推奨しているものが多い。
これから7回に渡って、私の東南アジアでの10年に及ぶ駐在生活を通して、これから移住を検討されている方々へのアドバイスをしていきたい。
題して「東南アジア移住 基礎知識編」だ。
第1回は「住宅」について。
・東南アジアに移住したいが、住むところはどのように決めたらよいのだろう?
・住宅を決めるうえでのチェックポイントは?
等の疑問に答えていきたい。
小生は大手小売業イオンの駐在員として香港、マレーシア、ベトナム、ミャンマーにトータルで12年滞在。
各国で商品部や新規合弁事業の管理担当を歴任。
現在は独立、ミャンマーの最大都市ヤンゴンに居を構え、新規事業のスタートを準備している。
移住の目的を明確に
老後に快適なシニアライフをエンジョイしたい人と
今後、現地に就職し、ビジネス上の夢を実現したい人では
当然、住宅の選び方も違ってくる。
前者では、現地の不動産サービス会社に頼むことになるだろうし、後者では、自分が主体的に動き、現地の日本人コミュニティから情報をあつめ「コスト低減」と「リスクの最小化」
を同時に実現しなければならない。
東南アジアに移住したいが、住むところはどのように決めたらよいのだろう?

日本の生活と変わらない快適な生活を望むのであれば、私の経験から下記の金額が必要になる。
※コンドミニアム(マンション)2LDKの場合、いずれも月単位。
※あくまでも小生の経験に基づいた平均的な価格で、為替や経済状況により変わる。
クアラルンプール
・住宅:7~12万円、水道光熱費:合計で1万円前後(エアコンは1台フル稼働)、通信料:携帯電話2千円以下 Wi-Fi2千円前後、交通費:タクシー初乗り約100円で5千円程度、医療:民間の保険に5千円程度で加入できる、食費:ローカルのもので済ます場合3万円以下(外食を含む)※日本食中心となると2倍以上は覚悟
合計15~20万程度
ホーチミン
・住宅:10~15万円、水道光熱費:合計で1~1万5千円前後(エアコンは1台フル稼働)、通信料:携帯電話2千円以下 Wi-Fi2千円前後、交通費:タクシー初乗り約50円で5千円程度、医療:民間の保険に5千円程度で加入できる、食費 ローカルのもので済ます場合3万円以下(外食を含む)※日本食中心となると2倍は覚悟
合計20万円前後
ヤンゴン
・住宅:20~25万円、水道光熱費:合計で1万円前後(サービスアパートは家賃に含まれる場合が多い、エアコンは1台フル稼働)、通信料:携帯電話2千円以下 Wi-Fi3千円前後、交通費:タクシー初乗り約200円で1万円程度、医療:民間の保険が未整備で日本の海外医療保険に加入する必要がある(年間20万円前後)、食費:ローカルのもので済ます場合3万円以下(外食を含む)※日本食中心となると3倍は覚悟
30~40万円
上記からわかるように「日本人にとって快適な生活を送る」という基準の場合、クアラルンプールのコストパフォーマンスが良い。
また、現地の不動産紹介サービス会社(できれば日本人担当がいる)に依頼すれば、問題なく手配してくれるレベルを紹介した。
しかし、これはあくまで老後の夫婦2人が日本レベルの生活を楽しむために必要な生活費であって、若者や新規ビジネス開拓のために駐在する場合は事情が違う。
一概には言えないが、上の3~5割減で生活することも十分可能であると考える。
小生のヤンゴン生活
- すべての手続きをローカルの伝手を頼りに自分で実施。
- 外食はせず、すべてローカルの市場やスーパーで自炊。
- 医療はカード会社の付帯保険やローカル病院、薬局を利用。
- 住宅は知り合いを通じて月3万円のマンションを賃貸、浄水システムや通信もすべて自前で手配。
以上で月10万円程度に収まっている。
ヤンゴン長年暮らし、コネクションに恵まれているからこそできる技との声も聞こえきそうだが
- 日本人会などを通じて、自分の予算にあった物件を教えてもらう。
頼るべきは頼り、頭をさげていろいろ教えてもらうべきである。
- 手続き関係も自分で時間をかけて調べるべきである。
小生の場合、ローカルの日本語が喋れるヘルパーを雇い、自分で実施した。
※ミャンマーには日本語が喋れる安価のガイドさん(1時間千円~)が多数いる。
- 衛生関係や医療はリスクを徹底的に意識して、病気にならない、かからないことをモットーとすべき。万が一罹患した場合は、信頼性の高いドラックストア・チェーンで提供される抗生物質等医療薬(処方箋なしで提供される、十分な下調べが必要)を利用。
- とにかく各国にある日本人コミュニティ(日本人会や日本大使館)で関係情報を徹底的に調べるべき。
サバイバル精神で取り組めば、どなたでも十分可能な範囲であると考える。
今一度、自分の移住目的をしっかりと考えることが一番重要であろう。
住宅を決めるうえでのチェックポイントは?

東南アジアでの住宅選びには事前の情報収集が必須
各国の日本人会
一般財団法人 海外邦人医療基金 ホームページより
※ヤンゴン日本人会は以下の通り
日本人会には長年、その地に暮らし、ネットワークを持っておられる方が多い。
三顧の礼を持って、ご教示を頂くべきだ。
各国の商工会議所
日本商工会議所 ホームページ 在外日本商工会議所リストより
現地の商工会議所会員メンバーからの情報は貴重だ。
日本人の所属する不動産サービス会社
Googleなどで検索し、確認。
各ホームページに役立つ情報が数多く掲載されている。
住宅選びのチェックリスト
※できる限り、コストとリスクを抑えれためには、入居前に以下の項目について確認する必要がある。
| 電気 | 供給量の確認 ※ミャンマーでは停電頻度、停電の際のジェネレーター設備確認 |
| ガス | 入手場所・方法※ミャンマーでは電気対応が無難 |
| 上水道 | 水量確認※少ない場合、加圧機設置が必要 |
| 下水 | 詰まりはないか必ず確認 |
| シャワー | 設置確認※温水は出るか(ミャンマーの場合、自分で浄水設備や温水対応が必要、※ホームセンターで購入) ※浄水設備の現地調達は高額になるため日本で用意していくとコストが抑えられる。 |
| 飲み水タンク | 販売所、購入方法の事前確認 |
| テレビ | ケーブルテレビ、衛星放送設備の確認(NHK衛星放送は自分で設置する必要がある) |
| 携帯電話 | 圏外ならないか事前に確認(携帯電話、SIMカードは携帯ショップで手に入る) |
| インターネット | Wi-Fiは3千円程度で契約できるが、受信可否を事前に確認 |
【東南アジア移住おすすめアイテム】
※シャワーの浄水設備の現地調達は現地では高額、かつ衛生の信用度が低いため、日本で用意していくと良い。
■ionac イオナックシャワーヘッド本体
- <特許電子フィルター採用> 濾過材はNSF(アメリカの衛生機器検査機関)認証品その安全性と画期的な技術により特許を取得
- イオナックは特殊金属を用いフィルター内で攪拌し、酸化還元反応で高度に水の質を高めます
- 「塩素処理」、「軟水化機能」、「活水化機能」を備えたシャワーヘッド
- 現在お使いのシャワーヘッドをホースより外し、イオナックと取り替えるだけで使用できます(海外でも簡単に取替できます)。シャワーによりネジが合わない場合も、本体附属のアダプターを装着すれば取り付けられます。
※ご存じだろうが、日本から家電製品を持ち込む場合、電圧が異なるため、ジェネレーターが必要となる。
■LVYUAN(リョクエン)アップトランス ダウントランス
海外国内両用型変圧器 降圧・昇圧兼用型 変圧器 ポータブルトランス 【海外機器対応 変圧器】3000W DT-3000VA 100V/110V-220V/240V 自由変換
※また、移住に向けた事前渡航の場合、日本の携帯電話は各社ともパケット・サービス(1日30~40USD) が可能ではあるが、通信容量が制限されている場合が多く不便であり、また安価なホテルではWi-Fiが弱く、インターネットの調査に支障をきたす場合が多い。
以下のような海外対応したWi-Fiを事前に準備されることをお勧めする。
■TripWiFi
業界初!端末さえあれば基本料金無料で
国内外どこでも好きな時に使えるお手軽WiFi
■クラウドWiFi
- 通信容量制限なし (ネットワーク占有レベル等の使用時はキャリア判断で速度制限あり)
- 通信速度は国内最速のLTE
- 月額3,380円(税抜き)でずーっと使える
- 世界135ヵ国これ1台。海外のエリアごとに格安料金を設定
- 【縛りなし。】いつでも解約可能。違約金は掛かりません。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
今後、東南アジア移住 基礎知識編を8回シリーズで展開していきたい。
MASA



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